夏バテ対策にはやっぱり食事。食欲がわく酢生姜レシピで夏バテ予防!

おいしさの原点紀行

7月も半ばを過ぎると、そろそろ梅雨が明けて太陽がまぶしい夏本番。
今年もムシムシ暑い日本の夏がやって来ます。

夏が楽しみ!な方も、暑い夏がちょっと憂鬱な方も、元気に楽しく夏を乗り切るために日々の食事でしっかり夏バテ対策したいですよね。でも、しっかり食事を取らないといけないのは分かってはいても、なかなか食欲がわかないほど日本の夏が暑いのも事実。

今回は「食べなきゃなのは分かってはいても食欲がわかない。」あなたに、毎年夏バテで食欲不振になっていたミコアスプレスのスタッフがお酢の力で元気に夏を乗り切れた秘策をお伝えします!少しでも沢山の方がしっかり食べて元気に夏を乗り切れることを祈っています。

夏バテって何?どうすれば予防できる?


そもそも夏バテって何なのでしょうか?
日本の夏のうだるような暑さと湿度に身体がうまく順応できず、おきてしまう体調不良の総称を『夏バテ』と呼びます。

代表的な症状は身体のだるさ、頭痛、不眠、食欲不振など。

屋外の暑さ・湿度と冷房の効いた屋内との気温の差で体温調節や内臓の働きを司る自律神経のバランスが崩れてしまうのが原因です。暑い屋外と涼しい屋内を行き来することで自律神経と呼ばれる交感神経と副交感神経のスイッチが頻繁に入れ替わり体力が奪われてしまいます。そのため身体のだるさを感じ、リラックスできずに熟睡できない、胃腸の働きも落ちてしまうという悪循環に陥ります。

この暑さをどうにかして欲しい!とは思っても、まるでサウナのように暑くて湿度が高い日本の夏。驚くことに暑い国代表のイメージがある中東やアフリカ出身の方の8割以上が「日本の方が自国より暑い」と答えたというアンケート結果も出ているほど日本の夏は暑いのです。

高い気温と湿度。そして夜になっても残るこの暑さ。ある意味世界一過酷と言っても過言ではない日本のあつーい夏を乗り切るためにしっかりと夏バテ対策を行いましょう。

代表的な夏バテ対策。

具体的に何をすれば夏バテを予防できるのでしょうか?
代表的な夏バテ対策というと大体次の4つが言われています。

  • 外気温と室内の温度の差を5℃までに抑える。
  • 栄養バランスの取れた食事をしっかり摂る。
  • 湯舟につかる。
  • しっかり睡眠を取る。

全てのポイントは自律神経のバランスを整えること。ただ、「外気温と室温の差を5℃までに抑える。」というのは、もちろんこれができれば良いですが、暑さのピーク時には40℃を超える日本の夏で、5℃以内に抑えるというのは現実的ではありません。

体温の上昇を脳が感知すると、交感神経が刺激され消化管の働きを抑えて汗をかいたり血管を拡張させて体温を下げようとします。そして、涼しい室内に入った時に体温が下がる場合も刺激されるのは交感神経なので、暑い屋外と冷房の効いた室内を行き来すると交感神経はフル回転状態。対して食事や睡眠などの休息時にはたらくのは副交感神経です。

外の暑さと室内の涼しさを繰り返すことで交感神経が常に働き、副交感神経への切り替えが上手くできずに食欲不振や不眠につながってしまいます。そしてこの切り替えを繰り返すことで体力も奪われてしまいます。現実的な夏バテ対策を考えると、大事なのはしっかりとした食事を取ってしっかり寝ること!

このポイントを抑えてぜひ暑い夏を乗り切って下さい。

夏バテに効果的な栄養素

夏バテ対策に積極的に摂って頂きたい栄養素の代表格は次の5つです。

  • たんぱく質
  • ビタミンB1・B2
  • ビタミンC
  • ミネラル
  • クエン酸

身体に十分なエネルギーを運ぶために必要なたんぱく質、そしてエネルギーをスムーズに作るために必要なビタミンB1・B2。免疫力を向上してくれるビタミンCに汗をかいた際に失われるミネラル、そして疲労回復の手助けになるクエン酸などです。

これらを意識して積極的に摂りましょう。

安易に食べると逆効果!?夏バテにNGなレシピ。


「食べないといけない!」と思ったあなた。
ちょっと待って下さい!ただ食べるだけではなく食事の内容にも気を付けて下さいね。

夏バテ対策にはしっかり食べること。でものど越しが良い冷たいそうめんに冷蔵庫で冷やしたお茶など。食欲がないからと言って、冷たい飲み物やそうめんなどの冷たい麺類ばかりで食事を済ませていませんか?

全く食べないよりはましですが、こういった炭水化物中心の冷たい食事はエネルギー源としては足りないだけでなく、体内を冷やし内臓機能を低下させてしまいます。そして内臓機能が落ちてさらに食欲がなくなり体力も落ちていくという悪循環に陥ってしまいます。

特に既に夏バテになっている人には逆効果の食事ですので、冷たい物に手が伸びる気持ちは分かりますが、明日の元気のためにぐっとガマンして、ぜひこれからご紹介するレシピを試してみて下さい。

夏バテ対策の食事に酢生姜レシピ


今回夏バテ対策におすすめしたいのが酢生姜です。

生姜にはシネオールという成分が含まれています。これは生姜の香りに含まれる成分で、食欲増進効果があります。他にも辛味成分であるジンゲロールには殺菌作用と血の巡りを良くしてくれる効果が、そしてショウガオールという成分には新陳代謝を活発にして身体を温めてくれる作用があります。

夏に身体を温める?と疑問に思うかもしれませんが、夏バテは屋外の暑さと冷房で冷えた室内を行き来することで交感神経がフル稼働状態になり、副交感神経との切り替えが上手くいかなくなることも大きな原因の一つです。体温調節が上手くいかない時や冷房で冷えた身体には身体を温めて自律神経のサポートをすることもとっても大切。

食欲増進効果もあるので、生姜は夏バテ対策にぴったりの食材なんです。
そしてこれにお酢を加えることで、お酢の食欲増進効果や疲労回復効果が加わり最強の調味料になります。

作り方はとっても簡単。みじん切りした生姜を煮沸消毒した容器に入れ、ひたひたになる位のお酢を入れるだけ。お好みでハチミツを加えるとさらに使い勝手の良い万能調味料になります。冷蔵庫で1週間程度もつので、作り置きができるのも体力が落ちる夏には嬉しいポイントです。

それでは、具体的に酢生姜を使ったレシピをご紹介します!
酢生姜さえお休みの日に作っておけば、後は基本的に入れるだけなのでぜひお試し下さい。

酢生姜焼き


豚肉はタンパク質とビタミンB1が補給できる、夏バテにぴったりの食材です。ただ、暑い夏にはなかなかお肉を食べようという気も起きないですよね。酢生姜を使った酢生姜焼きはお肉を焼いて、味付けに酢生姜とお醤油を加えるだけという簡単レシピ。酢生姜にハチミツを入れておくとほんのり甘味もあるので、お砂糖を入れる必要もありません。

どうしても暑くて食欲がわかない日は、豚肉を冷やした冷しゃぶにお醤油と酢生姜を混ぜたタレをかけるというのもおすすめです。

酢生姜炊き込みご飯


ご飯を炊くときに酢生姜と出汁とお醤油にお好みの具材を入れるだけの簡単栄養満点レシピ。暑い日はコンロで火を使うのも億劫になりますよね。そんな時はおかずを兼ねることができる炊き込みご飯がおすすめです。

酢生姜と一緒にキノコやニンジンなどお好みの具材と一緒に、ご自宅にあるサバ缶などを入れるとタンパク質補給も兼ねることができます!生姜が魚の生臭さを消してくれるので、魚介を入れるのもおすすめの炊き込みご飯です。

酢生姜スープ


酢生姜はスープともとても相性が良い万能調味料です。コンソメベースでも中華ベースでも和風ベースでも素材の味を引きだした優しい味わいに仕上げてくれます。野菜と一緒に鶏肉やベーコンなども入れるとタンパク質補給もでき、温かいスープと生姜の力でしっかり内臓機能をアップしてくれる嬉しい体力増強レシピになります。

ホットジンジャーティー


どうしても寝苦しいなという日は、ぜひお休み前にホットジンジャーティーを飲んでみて下さい。酢生姜は意外にも紅茶や牛乳とも相性ぴったり。お酢の酸味は紅茶の場合はレモン替わりに、そして牛乳に入れるとお酢の酸味がマイルドになるホットヨーグルトのような味わいになります。

夏バテの食欲不振対策に酢生姜

いかがでしたでしょうか?夏バテ対策にはやっぱり食事。そして食欲がわかない時に酢生姜はぴったりのレシピです。生姜とお酢のパワーで食欲不振対策をしつつ、ぜひお好みのレシピを見つけてみて下さい。今年の夏も元気に乗り切れますように!

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